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■ 発表会について   −その2−

   <衣装について>   <髪飾り>    <お化粧について>   <髪型>

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<衣装について>
(費用)
 発表会の衣装は大抵の場合は貸衣装となります。中にはご自分でオーダーされたり制作されたりする方もいらっしゃるでしょうが、貸衣装屋さんかスクールの衣装を借りて踊る方が殆どです。貸衣装屋さんでのレンタルのお値段は大体1着1〜2万円、但しスクールによっては手配料を加算される場合もあります。例えばカツラや小物など、借りるのに苦労する品物もあったりしますし、枚数を揃える為に他のスクールや、バレエ団の古い衣装をお借りする場合もありました。そのような時は少しお高めの料金になることもあります。
借り物ですのでシミ等を作りますと最悪は別途の料金を請求される場合もありますので気を付けて下さい。衣装を着たままでの飲食、特に食事は絶対に厳禁です!(当然の常識ですが幾度か大人の方で目にしたことがあり愕然としました。)
サイズ違いで交換の場合も業者に費用を請求されますので、サイズの申告は見栄を張らずに正直に申告しましょう。

(保管)
 衣装は本番の2週間程度前には届きます。スクールによってはスクールで管理して下さる所もありますが、生徒が多い場合は生徒へ渡して自主管理です。衣装はとてもデリケートで、スカートのチュールなどはすぐに切れますので、扱いには注意が必要です。大抵の衣装は上半身の身ごろの部分をひっくり返して、スカートを包むようにして背中のホックを止めておきます。よく肩ひものゴムや、パンツ部分のゴムを持って扱う方がいますが、ゴムが伸びて肩ひもが落ちたりスカートが動いてしまったりしますので、絶対に止めましょう!プロの方や先輩がやっていても悪しき習慣なのだと思って下さい。楽屋に吊るしておく時はズボン挟み付きハンガー等で身ごろの布の部分を挟んで吊るしておきます。スカートも良く伸ばしておいて下さいね。

(点検とサイズ直し)
 衣装を渡されたら、まずはビーズやスパンコール等、飾り(モチーフ)の点検をします。貸衣装は取れ掛っている事が多く、踊っている時に取れてしまったら大変に危険です。衣装の布地と同じ色の糸で縫い止めて下さい。試着して背中のホックの位置を確認。合わないようなら“ムシ”(糸ループ)と呼ばれるホックの止め部分を糸で作ります。(貸衣装の場合は自分で付けたムシは取って返却します。)ムシの作り方はチャコットのwebサイトに紹介されていますので、ご参考になさって下さい。衣装はなるべく身体にフィットさせるものですが、きつ過ぎると踊っていて苦しくなってしまいます。また緩すぎると美しくありませんしホックが外れやすくなります。まずは仮止めをしてムシの位置を決めてから、踊りの動きを最初から最後まで簡単に動いてみて下さい。動き難くない事を確認して、それからムシを作ると良いと思います。

 衣装の中にはスカートと身ごろの部分が分れている衣装があります。これは男性と踊る時の為の衣装なのですが、男性と踊らないのであれば、身ごろの下部分が浮いて来ないように、身ごろとスカートを数箇所、あるいはグルリと一周、糸で止めてしまった方が踊り易いですし、シルエットも綺麗に映りますよ。

(シワ伸ばし)
 スカートの長い「ロマンティック・チュチュ」等ですと、チュールの部分がシワだらけになったりします。特に薄いチュールの場合には少々シワが目立ちますので、水と柔軟剤少しを混ぜたものを霧吹きに入れ、チュールの部分に吹きかけて衣装を吊るして乾かしておきます。但し、本番当日に楽屋でやると、完全に乾かなかった時に汚れが付き易くなり、座ったりした時に床の汚れが付いて目立ってしまいます。シワ伸ばしはご自宅でやってシワにならないように楽屋へ運びましょう。大丈夫!実は多少のシワは舞台の上では目立ちませんので。
チュールではなく「海賊」や「ジュリエット」などのジョーゼットは霧吹きだけではシワは伸びませんので、ごく低温のアイロンで当て布をしながらゆっくりシワを伸ばして下さい。様子を見ながらスチームを当てるのも良いですが、素材によっては布地が傷むのでスチームには注意が必要です。

(下着)
 衣装を着ける時の下着は、パンティ(バレエ用インナーショーツをお勧め)→ボディファンデーション→タイツ→(ステージショーツ)→衣装、の順に着用します。

ボディファンデ―ション(ボデファン)とは肌色の薄いレオタードのような物ですが、現在では貸衣装の場合は必ず着用するのがエチケットです。また着用していると、万が一背中が外れたり胸がズレたりした場合に安心ですし、楽屋でトイレに行く時の衣装の脱ぎ着に楽だったり、昼食等で衣装を脱がなくてはならない時にボデファンの上にパンツや羽織りものを着用していればOKです。ホデファンはちゃんと着用しましょう! ボデファンを購入する時はなるべく背中が大きく空いていて背中の肩紐が外側に付いているデザインを選ぶと便利です。背中が高いデザインですと衣装からはみ出してしまう事がありますので。バストにもパッドやカップを入れられる物ですと衣装にフィットし易くなります。
お勧めはこちらでしょうか
   → チャコット プロボディファンデーション    (楽天市場) 

他のメーカーでも色々発売されています。 その他の製品 (Amazon)

ステージショーツはピンクパンツ(ピンクパン)とも呼ばれ、ロマンティック・チュチュやチュニック等のパンツ部分の無い衣装の時に、タイツと同じ色で揃えて履きます。
特にお勧めはありませんがこちら(色に気を付けて!)
   →  ステージショーツ    (楽天市場)

ちなみにバレエ用インナーショーツはこちら(色と形に注意)
   →  (楽天市場)   (Amazon)

タイツは本番用に切れていない物を2枚用意しましょう。群舞の場合は先生からカラーや製品を指定されることがあります。

(本来はボデファン→タイツ→ステージショーツの順の着用なのですが、振付であまりパンツ部分が見えないような場合は、タイツ→ボデファンの順に着用してステージショーツを省いてしまうことがあります。これはボデファンは素材が薄い為本来はやってはいけませんし、ボデファンがタイツとほぼ同色である必要があります。また、タイツを替える必要がある時はボデファンを脱がなくては交換できません。先生にバレると叱られますからお勧めはしませんが…結構やってしまいます(^^;)。ステージショーツだとウエストの線が見えてしまう場合もあって嫌なので。但し適さない製品もあるようですからご注意を。)

(運搬)
 衣装を運ぶにはとても大きな下げ袋が必要です。最近はチャコット等でも販売しておりますし、100円均一でも大きな下げ袋が売っていますので便利ですね。(昔は中々売っていないので苦労しました。お母様が手作りされることも多かったです。)衣装やチュール等はとってもホコリを吸いやすく、また引っ掛かり易かったり切れ易かったりします。下げ袋に入れる前に大きなビニール袋などに入れておくことを私はお勧めします。

(汚れはあまり目立たない)
 最近は貸衣装屋さんも増えて貸衣装もとても綺麗になりました。以前は同じ地域の発表会だと結構衣装が同じだったりしたものです。それでも貸衣装なので、なんとなく薄汚れている感じがする衣装も中にはあります。しかし、衣装というのは照明を当ててみて初めてその美しさが発揮される物もあります。舞台では薄汚れなんて全然目立たなくなることが殆どですので安心して下さい。
(これまた昔、ボロボロの「海賊」の衣装がまわってきたことがありました。ビーズもモチーフも取れ取れです。泣く泣く自分で修復して舞台に立ちましたが、その衣装が素晴らしく舞台で映えたらしく、沢山の方から「すっごく!衣装が綺麗だった!」と言われましたので、ボロボロにはそれなりの理由があるようです。(衣装より踊りを褒められたかったのですけれどね(ToT;)。)

(背中留め)
 本番の踊る直前には必ず衣装の背中の部分を縫い留めます。これは万が一にも背中が外れない為の処置です。(ポアントの紐も縫い留めます。)専門の係の方がいる場合もありますし、お友達同士で数か所縫い合う場合もあります。衣装の速や替えの無い方は、面倒ですが必ずやりましょう!現実に外れたり取れたりしている背中を幾度か見たことがあります。

(返却とクリーニング)
 貸衣装の返却は本番終了後の翌日か翌々日には発送しなくてはなりません。返却する際は自分で手を加えた部分は全て元に戻して返却します。ムシを付けたまま返却してしまう方がいますが、本来は自分で付けたムシは外して下さい。 返却のタイミングはスクールによって様々です。楽屋で返却したり、当日や翌日にスクールへ返却しに行きます。衣装とセットになっている髪飾りや袖や小物などを忘れる方が非常に多いですので気を付けましょう!
衣装のクリーニングは専門の業者にしか出来ません。通常のクリーニング屋さんですとスパンコールがみごとに平らになってしまったり、変色して返って来たりします。スクールの衣装等を借りた場合は先生の指示に従って下さい。もし「クリーニングして返却して下さい」と言われた場合はドレスや衣装用のクリーニング屋さんへ依頼します。(インターネットで「舞台衣装 クリーニング」で検索すると数件出て来ます。料金は色々のようですので確認して下さい。あるいは通常のクリーニング屋さんへ相談して紹介してもらうのも良いかもしれません。)

 万が一ですが、衣装を破損してしまう場合があります。ロングチュールなどは本当に切れ易いものなのです。その場合は必ず先生に申告して下さい。後で判明してトラブルになるよりは先に申告して、必要な場合はお金をお支払いして終わらせた方がその後の気持ちも良いものです。(実際にはそんなに大変な額を請求される事は殆どありません。)お金で済む事なら小さいトラブルだと思いましょう。


<髪飾り>
 最近は髪飾りもとっても凝っています。衣装とお揃いの飾りもありますが、例えばお花だと劣化していたり地味だったりと、イメージと合わないことも良くあります。そんな時は先生に「髪飾り増やしていいですか?」とか「こんな風にしてもいいですか?」と許可を取って自分でアレンジしてしまうのもアリです!
実は舞台用の飾りって、色のキツめの派手派手しい飾りが照明で映えたりします。私達はよく100円均一でナイロンの安い花を買って来て、大きなラメ入りのマニキュアなどを塗ったり、リボンを付けたり工夫して髪に飾りました。(トイレ用の花を頭に付けたことも…(^m^) 安物って結構発色が良いんです。)ティアラの場合は、ティアラだけで寂しいときは玩具等の安価なネックレスなどをティアラと一緒に飾り付けます。『海賊』等で額に涙型のドロップ・ストーン等を付ける時は、揺れると気になるので可能ならソックタッチで額に付けてしまうと良いです。(石の形によっては無理なものもありますが)
そのように色々工夫するのも楽しいと思いますよ。但し、衣装より髪飾りの方が派手にならないように!


<お化粧について>   (化粧品のご購入は 「コスメ・ショッピング」のページへ)

 残念ながらバレエの舞台メイクって顔のデコボコの少ない日本人にはとても似合わないものなのですよね。しかし顔の表情を見せる為に舞台メイクは必須です。
大抵、児童のメイクはスクールでして下さいますが、上級生や大人は自分でメイクをします。大人でも初めての方はして頂ける事も多いですから先生にご相談なさって下さい。メイクのやり方は、書籍「舞台メイクパーフェクト・レッスン」 が販売されていたり講習会もあります。またチャコットのwebサイトに子供のメイクのやり方がありますので参考にして下さい。(但し大人は子供とはちょっと違います。子供は薄く塗ってポイントだけしっかり造りますが、大人はベースメイクも大切。また大人には付けまつ毛も必要になります。)初めての方は慣れている方にお願いして、横で一緒にやらせて頂くか監修してもらって下さい。但し顔は個人個人で異なりますので、ある程度自分の顔での慣れと研究が必要です。

初めから道具を全て揃えるのは大変ですが、ファンデ―ション、アイライナー、(ハイライト=ホワイト:意外と皆さん持ってない)、付けまつ毛辺りは自前で用意、他はいつもの愛用品や、スクールで貸して下さるならそちらを利用しても良いと思います。舞台用メイク用品で有名なのはチャコットあるいは三善(ミツヨシ)です。
皆さん同じメイク道具を楽屋へ持ち込みますので、私物のメイク道具には目立ち易い場所に目印のシールなどを貼っておくと良いですよ。

メイクの仕方はそれぞれでしょうが、ご参考までに私のやり方を書いてみます。
下記に参考となる写真を載せておきますので、ご覧になりながらイメージをしてみて下さい。

 まず化粧下地についてですが、チャコットや三善などのメーカーでは、舞台用ファンデーションの下はなるべく油分を控えた方が化粧品が肌にフィットする為、洗顔→化粧水の後にすぐファンデーションを塗る指導をされているようです。しかし私は敏感肌なので普段使いのクリーム(昔はポンズのコールドクリームが楽屋で大流行)を一旦塗ってティッシュオフをしてからファンデーションを塗っています。児童のメイクをする時も肌トラブルが怖いので軽く同じようにしています。自前の化粧下地を使っている方も多いですよ。

ファンデーションのコツは下地を付けた後に土台をしーっかり作ることです。長丁場ですのでどうしても崩れて来ます。私の場合は土台はチャコットのメイク用品を愛用しているのですが、広い部分をスティックファンデーション(油性)で塗って薄く伸ばした後、更に上からケーキファンデーション(水性)を重ねています。色はほぼご自分の肌の色に合わせ、少しだけ明るめを選びましょう。通常はスティックかケーキのどちらかで大丈夫です。(私は凄まじい汗っかきなので、汗に強く塗り直しが仕易いこのケーキファンデーションが気に入っています。スティックよりケーキの方が薄付きになりますが、どちらが合うかは肌質次第です。)
そして自前のお粉(パウダー)をごく薄くはたき土台を完成させます。(本番直前にお粉をはたき直すので最初はごく薄く。舞台用の方が照明に映えるようですが特に舞台用である必要はありません。ただ、チャコットのフィニッシングパウダーは優れものですのでおススメではあります。特にスティックをお使いの方にはクリアーカラー(No.763)がおススメです。)

昔の舞台化粧はブルーのアイシャドゥがくっきりという感じでしたが、最近は大人は色よりも陰影を強調して顔を作るとカッコ良いです。基本的には鼻筋(ノーズシャドウ)とアイホールの上に影を付けます。(下図↓) 私は汗っかきなので練り物のブラウン系を薄く指で乗せてファンデーションと馴染ませますが少し難しいので、不安な方は粉系のカラーを筆で少しづつ重ねてつけると良いでしょう。濃く付けたい所にはペンシルで引いて粉や綿棒でぼかします。

眉毛(アイブロウ)はペンシルと粉で太目にしっかり濃く長く書いて下さい。私はペンシルや筆ペン系で毛の間やベースラインを書いてから粉でぼかしています。ぼかさないと海苔になりますので気を付けて。
舞台メイクでハイライト(ホワイト)は必須アイテムです!まずは目の周りに薄く塗って(特に目頭と目尻の下はしっかりと)、それから水色や紫などのカラー(アイシャドゥ)を塗ります。カラーはグラデーションを楽しんだり、テラコッタ色などの赤みを目尻側に付けたりして工夫します。パール入りもキレイですよね!カラーは舞台用以外の市販品でもキレイに使えます。
ハイライトで忘れてならないのは、鼻のてっぺんのラインと眉尻側の下! 額や頬骨の上にも薄くぼかしてみましょう。

まつ毛はしっかり上げて、マスカラはダマにならない新しい物を用意すると良いでしょう。
次は付けまつ毛です。(下図↓) まずペンシルでまつ毛とまつ毛の間を埋めて、基本ラインを書いたら、自分の上まつ毛のラインに合わせて自毛のすぐ上に付けまつ毛を乗せます。(付けまつ毛の接着剤はカブレることが多いので安物は使わないで、ファンデやペンシルを塗った上に乗せると良いです。)目尻側に合わせてまつ毛を付けます。左右がある物は左右を間違えないで、目尻の方を長くです。
付けまつ毛はやっぱりチャコットが安心
   → アイラッシュ A   (楽天市場)   (Amazon)

そして一番厄介なのはアイラインです。(下図↓)(特に奥二重の方は苦労しますね、先に目を開いて目尻を中心にラインを書いてから間を埋めると良いと思います。目尻が垂れている方は無理に上げ過ぎない方が良いですよ。)基本の色は黒で、リキッドで付けまつ毛の上からしっかり付けます。リキッド・ライナーは最近は筆ペン型(クイックアイライナー)が使い易くてお勧めです。下の写真ではアイラインの目頭はラインをつなげて書かれていますが、舞台でのアイラインは目頭と目尻はラインをつなげず、目頭も離した方が目が大きく見えます。下のラインは目よりも下に離して引きます。一気に引くのが怖い場合は、ペンシルや、先の尖った綿棒に薄く粉のカラー(茶色系)を付けて、大体のラインを事前に細く引いてからリキッドでなぞると良いでしょう。上のラインはリキッドの上から粉で少しぼかしてもキレイです。ラインが離れている目頭と目尻の間は濃いホワイトで埋めておきましょう。(パウダーで濃いホワイトを塗る時は水で濡らした綿棒で粉を取って塗ると濃く塗れます。)失敗したら綿棒に水やクレンジング・オイル等を付けて取り除き(クレンジング・ペーパーの角も有効)、その部分だけファンデーション→ホワイト→カラーとやり直してから引き直します。

後はチークは濃い目に、リップは役柄に合わせて選びます。唇の上にもファンデを塗り、リップの形はくっきり書きましょう。
眉は長めに書き、眉尻・目尻・口角を結んだラインが一直線に並ぶようにするとキレのある良い顔になります。

最近は髪や胸元にラメを散らしたりもするようですが、白鳥やウィリーなど適さない役柄もありますのでラメは先生の許可を取ってからにして下さい。(髪のラメはめちゃくちゃ取れないですから気を付けて!数日頭がキラキラしていることも。それでもしっかりと髪にラメを付けてしまいたい時はジェルと混ぜて髪に乗せてしまいます。)

ボディメイクは衣装や周りの物に移りますので、出来るだけ最後に行うと良いです。首と顔の色が違わないようにしっかりと馴染ませて下さい。脇の下も忘れずに!また液がこぼれ易いので絶対に衣装を脱いでから塗りましょう。羽織り物にも移りますが、水性のボディ用ファンデーションなら殆どが洗濯で落ちてしまいます。 (チャコットのボディファンデーションはちょっとお高いので私はいつも三善の製品を使っています。「三善 リキッドメークアップ ミニ」  色はナチュラル1〜3のどれかです。三善は関東圏ではバレエショップ以外にも“ユザワヤ”や“新宿オカダヤ”他色々なお店で取り扱っていますので、必ず顔に近い色で用意して下さい。あるいはチャコットのケーキファンデーションは顔とボディ両方に使えるので便利です。が、塗るのに少し時間が掛ります。)
塗るスポンジは大き目のスポンジの方が一気に濡れて便利です。柔らかい海綿もありですね。お風呂用の柔らかいスポンジを使っても良いですが、ムラになり易いのと液が無駄になり易いのが難点です。もっともムラは舞台では目立たないので、お風呂スポンジも結構使っていました。

舞台メイクは落とすのが大変です。楽屋の撤収は時間との闘い!水場も混みますので、クレンジングはがっつり落とせるクリーム系で落として、ティッシュで良く拭いた後に洗顔フォーム等で顔を洗うと良いですよ。(肌の強い方は洗顔なしで帰宅メイクをされる方も。) ボディはクレンジング・ペーパーで落とせます。

※ メイクの一例としてチャコットのカタログの写真を載せておきますが、この通りにしなくてはならない訳ではありません。(そんなに好きな例でもないデス(- -;))






目頭と目尻はつなげず離して
上下のラインの間はホワイトを塗る



<髪型>
 髪は基本はシニヨン(お団子)ですが、子供は高い位置に、大人は真後ろの少し下くらい、さらに役柄によっては下向きにシニヨンを結います。結い方はチャコットのwebサイトに載っています。他にもロマンティク系は真ん中分けで耳を半分隠したり、ドレスの時は夜会巻きにしたりと色々ありますが、そこは先生に教えて頂いて下さい。ヘア・スプレーはスーパー・ハード、セットはハード・ジェルがお勧めです。市販品でOK!しっかり固めて下さい。
ショートの方はジェルで後ろへまとめて付け毛で対応出来ますよ。(帰宅時が大変ですけど…)


−その3− へ続きます。