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掲載日:2020/12/31
■ 「年末のご挨拶」

 2020年も本日が最後となりました。不定期な更新にも関わらず、私のサイトを幾度となく訪れて下さった方、また新たにご縁が出来た方、一期一会の方、すべての方々に、記事をお読み下さって本当にありがとうございました。私の駄文が少しでもお楽しみ頂けたり、あるいはご参考にして頂けましたなら大変嬉しく思います。

 昨年も災害に見舞われた年でしたが、今年は常にはない感染症の災いに見舞われ、明らかに悪い意味で歴史に残る年となってしまいましたね。後年、今年を振り返ってどう思うのでしょう。

バレエの世界でも影響は大きく、公演の中止や、海外ダンサーの方々の帰国。素人バレエでも、レッスンが予約制になったり、発表会が延期や中止となったり、先生方のスタジオの消毒対策なども、大変なご苦労があった事と思います。大人バレエ生徒の私達も自宅でのレッスンやエクササイズを行ったり、動画で学んだり、色々と工夫が必要な環境でしたね。この経験から少しでも何か得る物を残して今年を終えたいものです。

 幸い、感染の心配がなくなるまでのゴールが少しづつ見えて来ました。あと少し!皆様、頑張りましょう!

世界中が感染の恐れがなくなる時まで「待て」を強いられた時間。私達の人生でも「待つ」ことが必要な時期は沢山あります。
例えば、怪我や病気をしてしまって回復するまでの間、家族の世話で思うようにレッスンに行けないような日々、他にも諸事情で大人が思う存分レッスンに通える人の方が少ないのではないかと思います。

「待つ」というのは“忍耐”ですが、「何もするな」と言われていることではありません。ですからね、何か出来ない事がある時期でも、出来る何かを見つけて楽しむ習慣をつけましょう!

生きているとね、沢山の「しなくてはならないこと」が優先されて、「したいこと」がどんどん犠牲になって行きます。「この局面が終わったら」「もっと事情・環境が良くなったら」なんて思いながら、何もしないで過ごす事は“時間の無駄”に思えてなりません。

私も同じでした、「これが終わったらやろう」「そのうちに必ず!」などと、“出来るようになる日”を待ちながら時間を浪費して来ました。でもね、“出来るようになる日”なんて簡単には来ません。

人生は人それぞれですが、多くの方にとっては生きて歳を取ることって、残念ながら背負っていく荷物が増えることなんです。決して軽くはならないの。子供の世話が終われば親の世話、養育費が終われば定年や老年になり収入が減る、そうでなくて病気や離職なんて事にも遭遇します。何よりも残酷な事は、次第に自分の頭も身体も思うように動かせなくなることなんです。

2020年の今のあなたは2021年にはもういません。同じことをしても全く同じように感じることはないかも知れない。心も身体も私達は止まることなく変化をしている訳ですから。ですから皆さん「今やれることを、ぜひ!今やりましょう!」

レッスンに行けなかったら別の楽しみを見つけても良いのです。バレエが好きでしたら、映像をみたり、書物やWEBサイトで知識を増やしたり、エクササイズを知って実践してみたり。家で踊ってもいいんですよ! 家にいて出来る事、人混みを避けて出来る事、すき間の時間で出来る事、家にこもっていた春に一生懸命探しましたけど、もう一度探してみませんか?

“今の自分が感じられること”、それを大切にしましょうよ。何もしないのでは“感じること”はできません。

私の標語は「命短し踊れよ乙女!」でしたが、これからは「命短し動けよ乙女!」(乙女と書くとジェンダー問題に触れるかも知れませんがご容赦!) にしたいと思います。

私は4人の祖父母の見送りと親の介護を経験していて、人の終末の哀しさを沢山見て来ました。でも動けなくなった時によく話をするのは、動けていた時に行った楽しい思い出の話です。神様は最新の記憶力は落としますが、意外と古い記憶は残してくれる優しさも、わずかに与えてくれるんですよねぇ。

 皆様!今年も来年も、思い出に残る事を沢山沢山経験しましょう!それは大きなイベントだけではありませんから!

来年はすべての人々にとって、とてもとても良い年になりまうように!
心から祈っています。

最後までお読み頂いてありがとうございました m(^o^)m。 
良いお年をお迎え下さい。 

人生はまだまだ!これからです!! 生きてるうちが華だから!

あなたを幸せにしてあげられるのは、あなたしかいないんですよ。