■ プロフィール
このページでは私、RUCCA♪について少しだけ自己紹介させて頂きますね。
私は6歳の時にバレエを始めました。お教室はモダン・バレエでしたが、先生方はクラシック出身の方々でしたので、レッスンはクラシック、踊りは両方という形で育ちました。中学からはクラシック専門のお教室にも通ったのですが、今で言う「プロ育成所」のようなお教室ではなく趣味としてのバレエを習っていました。大学生まで続けたのですが才能には恵まれず、就職とともに止めてしまいました。その頃は現在のように趣味でバレエを続けるということが難しかったのです。
30歳になってバレエを再開した時に唖然!、全く体が動かなくなっていたのです。不器用な私の技術は見よう見まねの自己流で、10代の体力や筋力を失った今では全く使い物になりませんでした。
バレエを再開して、現在では様々なオープン・クラスがあり、先生方の指導もとても科学的になってきたことを知りました。このサイトに書いたテクニックは、私が様々なクラスで出会った一流バレエ団のソリストであった先生方のアドバイスを基に自分の身体を作り直した結果、得られた知識や考えです。ですので、アドバイスが適するかどうかは人それぞれですが、かけ離れたウソは書いていないつもりです。安心して読んでみて下さいね。
昔のバレエクラスでは、何とかコツを伝授しようと感覚的な表現での指導が多かった気がします。
しかし現在ではバレエやダンスを解剖学を踏まえて科学的に教えて頂けることが多いようです。
情感(芸術)と科学、そのどちらもバレエには欠かせません。
しかし子供には感覚で伝えると形のイメージの通りに体を動かすことが出来ますが、
大人は体が重い・硬い分、違う筋肉を使ってしまい、太い脚、硬い筋肉を作る危険があります。
大人には体の構造・重心を理解した上で体を使った方が、より無理のない体を作る早道になる
と、私は思っています。
力まかせで踊っても筋肉が硬くなり脚も太くなるだけ。
必要なものはしなやかで“ふわふわ”の筋肉、そして年齢に応じた優美な動きと身体です。
たとえピルエットが何回転も出来なくても、正しく筋肉と力学を使うことによって、
それらのものがちゃんと手に入ります。そういう訓練をしませんか?
足の裏を大切に使うことが出来ないと、脚の筋肉は正しく使えません。
アッサンブレでギリギリまで足の裏で床をこすり続けるのにはきちんと意味があるのです。
何百年も研究されてきたバレエの動きには何事にも意味と理由がちゃんとあります。
大人からのバレエは、ハイテクニックを追求するプロの道を目指すバレエではなく、
地味でも1歩1歩を大切に訓練して、きれいな体ときれいな動きを「楽しく」手に入れる、
そんな素敵な時間であって欲しいと思います。
私はプロのバレリーナではありませんが、苦労して得た貴重なアドバイスが、
少しでも皆様の感覚に響くようにお伝え出来たなら…そう思っています。
皆様、ともに頑張って美しい動きを手に入れましょう!